宿場町だった堅倉にある、昭和47年3月創業の老舗精肉店。もともと畜産を行っていた社長が、乳牛の廃牛の活用法を考え、精肉店を開いたのが始まり。より美味しいものを求め、今では小美玉では数少ない、「常陸牛指定販売店」となっている。 この「指定販売店」は、毎年１回の更新が必要で、かつ厳しい審査や条件が設けられている。その審査をくぐりぬけた社長の熟練の技は、用途と必要な量を伝えれば、最適な部位を選び、職人技で切り分けてくれる。「良い素材を出来るだけ安く提供したい」という思いから目利きにこだわり、遠方からのリピーターもいるほどの人気である。 もちろん常陸牛以外にも、手作りのからあげをはじめとする揚げ物やとんそく等も美味しい。コロッケなどをつまみながら、古き良き宿場町を散策すると、なつかしい景色が見えてくるかもしれない。